2012年6月18日月曜日

ふるまい向上講演会



6月12日午後、木次小学校で木次の4つの地域自主組織と木次小学校PTの共催で茨城大学准教授長谷川幸介氏をお招きし、ふるまい向上講演会を開催しました。
地域のみなさんとPTA会員100名余りが、先生の独特な語り口調に圧倒されながら熱心に聴きました。


子どもは学校と家庭と地域をスパイラルのようにくぐり抜けながら成長している。
学校は、子どもが生きていくための学力を身につけるところで、人と比べられても負けない力をつけるところ。
家庭は、自己肯定力をつけるところで子どもが良いことをすると親はうれしいが、親が喜ぶと子どもはその何倍も嬉しい。子どもはよその子とは比べられない、かけがえのない存在である。
地域は、子どもに社会力を身につけさせるところ。子どもはいろいろな人と接することで、社会を生きる力を身につける。学校では答えは一つ。1+1は2だが、社会では答えが複数ある。人によってやり方や、考え方が違う。

親は、学校に学力をつけること以外は求め過ぎないこと。学校への支援として、
自立した子どもに育てる。朝一人で起きられる子は学力も伸びる。朝ご飯はきちんと食べて一日の学業に耐えられるようにする。





雲南市で活躍しておられる男性の読み語りグループ「グランパin雲南」について、家庭の教育力が低下している中で、おじいさんの読み語りは、家庭での新しい役割を担っていると高く評価されました。昔の日本では、民話や昔話など祖父母が孫に話して聞かせていたが、現在はそれもなく、祖父母と親との間に溝があるように感じられる。との指摘もありました。おじいさんの読み語りに期待します。

(余談)講演中、参加者の反応の悪さをたびたび、突っ込まれていましたが、これは、雲南市民の特性(?)。心には、とても響いているのですが、表情が乏しいようです・・・・

2012年6月8日金曜日

地域課題に向き合う「笑んがわ市」・・・訪問の感想


6月7日 三新塔あきば協議会の三役と各部長及びその他委員の9名で三刀屋町中野の「笑んがわ市」を視察しました。

9時半ごろ訪問しましたが、すでに10数名の方がお茶を飲みながら談笑したり、鮮魚を買っておられました。

石飛集落支援員の話によればJA中野支所が廃止となることが発端であったとのことです。、
支所は地域の中心地にあり、買い物などのついでに地域の方の出会いの場でもあったそうです。
その支所がなくなることは地域の方にとっては大問題であったわけです。
そこで考えたのが「気軽に寄ってお茶の飲める場所」の開設でありました。

JAから土地・建物・設備の管理を受託することで支所の跡地を借り受け開設し、スタッフ19名のボランティアで運営されています。今では鮮魚、たこ焼き屋さんも出張してこられています。

毎週木曜日の開店で、1日平均40名の利用があるそうです。
採算はトントンとのことですがスタッフが手づくりで持ちよりのお菓子や煮物などはとてもおいしく、店内は話声と笑顔があふれていました。

私たちの地域も商店が少なくなり、空き家も多くなっています。家は軒を連ねていますが人通りはまばらです。

人の交流が少なくなっており、ますます寂しさを感じています。交流人口の拡大が地域課題でもあることから「笑んがわ市」さんを参考に、できることから取り組んでいきます。

「笑んがわ市」のみなさん 特に石飛さんにはお忙しいところ貴重な時間を割いていただき、有意義なお話を聞かせていただきましたことありがとうございました。





看板はそのままです。














店内は賑やかでした














鮮魚屋さんです