第7回史跡めぐり
5月13日晴天の下、今年は奥出雲町の横田地区へ行ってきました。
訪問先の推薦と案内は奥出雲町教育委員会生涯学習課 係長 高尾昭浩様にお願いしました。
高尾様には休日にも関わらず、また、田植えなど多忙うな中、資料を整えたりして丁寧で分かり易く説明し、案内をしていただきましたこと、感謝申し上げます。
金言寺に行く車窓から棚田百選に選ばれた棚田を見ました。ここの棚田はカンナ流しの跡地を利用した棚田で区画整理した田んぼのように直線的で整然とした感じで、丸みのある普通の棚田とは一味違う景観でした。
最初に訪問したのは金言寺の大イチョウです。住職からお話を聞いて、本堂に飾ってある写真を見ると、秋の紅葉は必ず見たいと思いました。奥さまから心のこもったお茶を頂戴し、感動して後にしました。
左の建物がお寺です。裏山の遊歩道からイチョウを撮影しました。
イチョウの木の下の田んぼに紅葉したイチョウが写って、きれいだそうです。
遊歩道からの景色も新緑の山と田んぼが調和してとても癒された気持となりました。
稲田神社
途中に稲田姫がお産でへその緒を竹ベラで切ったその竹が芽を出した竹林がありました。元はそこにお社があったようです。
最近、修復されたそうです。
大きな神社です。
神社と林の間に虹のように光る雲を見ました。
稲田姫さまが私たちに挨拶をして何か良いことがありそうです。
ちょっと色の変わったところが彩雲です。
鬼神神社
神社のふもとには大きな岩があり、その岩はスサノオ命とイソタケル命が船に乗って船通山を越えてきた。その船が岩になったとされている。
羽内谷鉱山鉄穴流し本場
昭和47年まで操業された。全国で唯一、完全な形で保存されている。
右側の谷川の水を利用して、見学者がのぞいている足元の溝に真砂土を流し込んで砂鉄を採取した。
卜蔵庭園
鉄師であった卜蔵家の庭園。
船通山を借景に、滝が作られている。
江戸初期の作で、回遊式でなく、池泉観賞式庭園となっている。
写真左の椿の木はかなりの年数を経ていると思われる。庭園入口の松の木と高野槇は400年以上を経過しており迫力がありました。
湯野神社
出雲風土記にも登場する古い神社。
砂の器にも登場する。
急な石段を少し登と緩やかな参道が続き、趣のある神社。
入口のケヤキは樹齢400年以上といわれている。
横田は古事記や出雲風土記に登場する土地が沢山ある。樹齢400年以上という古木が沢山あることなど、古くから人々の暮らしがあった。また、砂鉄による産業や跡地での米づくりで豊かな生活があったと思う。鉄穴残丘(カンナザンキュウ)がその名残である。
もう少し勉強し、再度訪問したいと感じました。 特に金言寺の大イチョウの紅葉のライトアップが見たい。
三新塔あきば協議会 生涯学習部 教養講座 として実施しました。郷土を知り、郷土に愛着をもち、多くの人に郷土を宣伝し、知っていただくことは共通の認識を持つことになり、友愛を深め、力となるでしょう。 心地よい疲れとともに奥出雲町役場の高尾さま、同行のみなさまに感謝し、報告とします。