2012年5月23日水曜日

蒸気機関車の取り扱いについて

雲南市議会教育民生常任委員会が地元の意見を聴きました


昭和49年から木次町体育館横に保存展示されているC56108型蒸気機関車の解体費用が昨年予算化されていました。今年になって、その予算は減額され、その取扱いについて白紙に戻し、再度検討されることとなりました。

教育民生常任委員会では市民の声、特に地元の声が聞きたいとのことから、三新塔連合自治会(会長小林憲司)では自治会長、商店会の代表、三新塔あきば協議会の役員などに呼び掛け、5月16日に意見交換の場を持ちました。

地域の方の声は
自分たちが知っている、木次線が盛んなころの思い出が沢山語られました。当時の国鉄の機関区には100人の方が働いていたそうです。通勤や通学は勿論、荷物も鉄道でした。人の動きは木次駅を中心としており、そのお陰で商売も生活も成り立っていました。
このことは、思い出話でなく、まさに鉄道による文化が語られたわけです。この文化は雲南市の中でも限られた範囲であるかも知れませんが、三新塔地区以外の多くの人々もかかわったことも間違いないものと思います。
この会に参加された皆さまの気持ちは、自分たちの文化の象徴としてのこの機関車を存続させて欲しい、との気持ちではなかったかと思います。展示には場所、資金、管理など多くの課題がありますが、地元としての協力はするということです。
また、行政には最大限の努力をして欲しいとの気持ちであったと思います。
議員の皆さまからは「今まで思わなかった考えを持つことができた」との声もありました。

存続へ向けて誰もが汗をかく中で、私たちの生活と文化が守られて行くことが大切だと思います。


ちどり号として走った C56108







貨物を引っ張って木次線を
走行中 C56108













保存・展示  C56108

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